MTU(Maximum Transmission Unit)とは、TCP/IPで使用される最大パケットサイズを表したものです。
Bフレッツでは、MTU=1454オクテットが最適値に設定されており、それ以上のサイズのパケットが送信された場合、「ネットワーク側でのパケット廃棄」が発生してしまいます。
「ネットワーク側でのパケット廃棄」は以下の障害の原因となります。
- インターネットアクセスの大幅な速度低下。
- 一部サイトの表示不良(画像が一部表示されない、ページの一部にエラーが表示される)。
- インターネットアプリケーションの動作不良(キャラクタの表示が部分的に欠けてしまうなど)。
PCの接続に使用する「イーサネット」規格では、通常MTU= 1500オクテットと設定されております。
下記の様にルータを介して接続する場合、PC側はデフォルトでMTU=1500と設定されてしまうため、BフレッツのMTUサイズ=1454オクテットより大きくなり、「パケットの廃棄」が発生します。
PC側のMTUサイズ変更し、ルータのMTUサイズが 1454以上に設定されている場合、これを変更してください。
【MTUサイズ超過によるBフレッツ網のパケット廃棄について】
- クライアントPC / ブロードバンドルータでMTU設定を行わない場合:パケット廃棄が発生
- クライアントPCでMTUを調整:正常に通信可能
- ブロードバンドルータがMTUを分割:正常に通信可能